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先生の声
股関節が痛いのに・・・「様子を見ましょう」って!? 股関節周囲炎

そんなに悪くないと診断されても、痛みはそのまま・・・それって股関節周囲炎かも

 股関節が痛くて病院に行ったけれど、“レントゲンはそれほど悪くないので、お薬やリハビリテーションで様子をみましょう”とか“レントゲンは悪いけど、まだ若いので人工関節はまだ早いです”と言われ、結局痛みはそのまま・・・、そんな方はいらっしゃいませんか?股関節周囲炎の疑いがあります。

股関節の痛みがその周囲の炎症から起きていることも

 今まで、多くの患者さんに股関節内視鏡手術を行わせていただきました。その経験から、股関節周囲の炎症が股関節の痛みを引き起こしているということが解ってきました。太ももの前側にある筋肉の腱が骨盤の付着部で傷んで(大腿直筋直頭部分損傷)、周囲に炎症を起こしている患者さんが数多くいらっしゃいます。

こんな症状にも特化した治療法があります

 私は2018年に「下前腸骨棘炎(かぜんちょうこつえん)」という病態を世界で初めて報告しました。痛くてあぐらが出来ない、階段を登るときや椅子から立ち上がるとき、車の乗り降りの際に足の付け根が詰まる感じがするといった症状が出るようです。 このような患者さんに対して、この病態に特化した理学療法や内視鏡を用いた股関節クリーニング手術を当院では行っています。これにより股関節の痛みが軽減する患者さんがいらっしゃいます。 ご自身の症状で思い当たる事がある方は、ぜひ受診をおすすめします。
執筆者
加谷整形外科スポーツクリニック
院長 加谷光規
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