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先生の声
マラソンランナーのスポーツ障害

ランニングで脚の付け根や腹筋が痛い…これはどんな状態?

 2020東京オリンピックのマラソンと競歩が札幌で開催されることになり、北海道のランニング愛好家の皆さんにとっても思い出に残る2021年ではないでしょうか。
 さて、走っていると脚の付け根が痛くなったり、腹筋が痛くなってくる、そんな症状でお困りのランナーの方はいらっしゃいませんか?いわゆるグロインペイン(鼠径部痛症候群)の可能性があります。腹筋や股関節周囲の筋肉に負担のかかる走り方(ランニングフォーム)のため筋肉に疲労が貯まり、筋肉の痛みが生じているのではないかと思われます。筋肉への注射やランナーに特化した理学療法を行なうことで、痛みが和らぎ走る時の苦痛が減ったり、競技復帰が可能となる方もいらっしゃいます。

ぬけぬけ病とは?

 もう一つ、走っているとお尻や太ももの裏側が痛くなったり、まっすぐ走れなくなるランナーの方はいらっしゃいませんか?よくテレビやインターネットでぬけぬけ病といわれる病態で、原因不明と考えられています。今まで、多くのぬけぬけ病のランナーを治療してきましたが、梨状筋というお尻の筋肉が問題があって神経の働きが障害されているのではないかとも思われます。この故障に対しても注射や理学療法で症状がやわらぐこともあるようです。

治療と理学療法で競技復帰をめざす

 腹筋や股関節周囲の筋肉に負担のかかる走り方(ランニングフォーム)のため筋肉に疲労が貯まり攣縮が生じるためと思われます。当院では筋膜リリース注射で疼痛をやわらげ、ランナーに特化した理学療法を行なって、競技復帰のお手伝いをしています。ランニング時の痛みでお困りの方は専門医を受診してはいかがでしょう。痛みがなく楽しく走ることが出来るようになるかもしれません。
執筆者
医療法人 二樹会 足立外科・整形外科クリニック
副院長 加谷光規
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